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月別アーカイブ: 2026年7月

ラビNEWS~カウンセリングとデザイン提案~

皆さんこんにちは!
ビューティーサロン ラビ、更新担当の中西です。

 

~カウンセリングとデザイン提案~

 

まつエクサロンにおける技術というと、まつ毛エクステンションを一本ずつ装着する手先の技術が注目されがちです。しかし、お客様に満足していただける仕上がりを実現するためには、施術前のカウンセリングとデザイン設計が非常に重要です。

同じ本数、長さ、カールを使用しても、お客様の目の形、自まつ毛の状態、まぶたの厚み、眉毛との距離、顔全体のバランスによって、見え方は大きく変わります。

そのため、まつエクサロンでは、決められたデザインをそのまま提供するのではなく、一人ひとりの特徴や希望に合わせて仕上がりを調整する技術が求められます

希望を正確に引き出すカウンセリング

お客様が「自然な感じにしたい」と話していても、自然に感じる基準は人によって異なります。

自まつ毛が少し増えたような仕上がりを自然と考える方もいれば、マスカラを塗った程度の濃さを希望する方もいます。

「派手すぎないようにしたい」という希望も、仕事上の制限があるのか、初めてのまつエクで不安なのか、過去に濃くなりすぎた経験があるのかによって、提案内容が変わります。

カウンセリングでは、単に希望する本数や長さを聞くだけではなく、普段のメイク、仕事や学校での決まり、眼鏡の使用、イベントの予定、過去の施術経験などを確認します

写真やデザインサンプルを見せながら、濃さ、長さ、カール、目尻の印象などを確認すると、お客様と施術者のイメージを合わせやすくなります。

「かわいく」「大人っぽく」といった感覚的な言葉だけで進めず、具体的なデザインへ落とし込むことが大切です。

自まつ毛の状態を見極める技術

希望するデザインが決まっても、自まつ毛の状態によっては、そのまま施術できない場合があります。

自まつ毛の太さ、長さ、密度、生えている方向、毛周期などを確認し、無理のないエクステを選びます

細く短い自まつ毛へ、太く長いエクステを装着すると、自まつ毛へ大きな負担がかかる可能性があります。

一時的には華やかに見えても、自まつ毛が抜けやすくなったり、向きが安定しなかったりすることがあります。

反対に、自まつ毛がしっかりしている場合でも、すべて同じ長さや太さを付ければよいわけではありません。

目頭の毛は細く短いことが多く、目尻や中央とは状態が異なります。

場所ごとにエクステの長さや太さを変え、自まつ毛へ無理のない設計を行うことが重要です。

施術者は、お客様の希望をかなえることと、自まつ毛の健康を守ることの両方を考えなければなりません

目の形に合わせたデザイン設計

目の形には、丸みのある目、横幅のある目、目尻が上がっている目、下がっている目、左右差がある目など、さまざまな特徴があります。

まつエクでは、エクステを長くする位置によって、目元の印象を変えられます。

黒目の上を長くすると、目の縦幅が強調され、丸くかわいらしい印象になりやすくなります。

目尻へ向かって長くすると、横幅が強調され、大人っぽく落ち着いた印象をつくりやすくなります✨

ただし、目尻が下がって見えることを気にしている方へ、重さのある長いエクステを目尻に多く付けると、さらに下がって見える場合があります。

その場合は、目尻だけカールを強くする、長さを控える、中央から目尻手前に重点を置くなどの調整を行います。

お客様が希望するデザインと、実際の目元に似合うデザインをすり合わせることが、アイリストの提案力です。

まぶたと眉毛の位置まで考える

まつエクのデザインでは、目だけを見るのではなく、まぶたや眉毛とのバランスも考えます。

まぶたが厚い方や、まつ毛の根元がまぶたに隠れやすい方は、同じカールを使用しても正面からの見え方が弱くなることがあります。

その場合は、根元から立ち上がる形状のエクステを選んだり、カールを一段階強くしたりして調整します。

一方で、まぶたと眉毛の距離が狭い方へ長いエクステを装着すると、まつ毛が眉毛へ近づきすぎて、重たい印象になることがあります。

目を開けた状態、閉じた状態、横から見た状態を確認し、顔全体に自然になじむ長さを選びます️

施術中は目を閉じているため、完成後にお客様が目を開けたときの見え方を予測する技術が必要です。

左右差を整えるデザイン技術

人の顔や目元は、左右が完全に同じではありません。

片方の目が少し大きい、まぶたの厚みが違う、眉毛の高さが異なる、自まつ毛の生え方に差があるなど、さまざまな左右差があります。

左右へ同じ長さと本数を装着しても、完成したときに左右差が目立つ場合があります。

そのため、右目と左目でカールや長さ、装着する角度を微調整します⚖️

例えば、片方のまぶたが重く、まつ毛が下向きに見える場合は、その側だけ少し強いカールを使用する方法があります。

自まつ毛の本数に差がある場合は、濃さが均等に見えるように、装着本数や配置を調整します。

左右で使用するエクステが異なっていても、仕上がりが自然にそろっていれば問題ありません。

同じ材料を使うことより、見た目のバランスを整えることが大切です。

本数だけでは決まらない濃さ

まつエクの濃さは、装着本数だけで決まるものではありません。

エクステの太さ、毛質、色、カール、配置によっても見え方が変わります。

同じ百本でも、太めのエクステを使用すれば濃く見えやすく、細いエクステを使用すれば柔らかい印象になります。

黒一色ではなく、ブラウン系のエクステを取り入れると、輪郭がやさしく見えることがあります

また、根元の密度を高めると、アイラインを引いたような効果が出やすくなります。

毛先に隙間を残すと、軽さや抜け感を演出できます。

本数の多さだけで判断せず、全体の密度や毛先の見え方まで考えて配置することが、自然なデザインにつながります。

ライフスタイルに合わせた提案

お客様の生活に合ったデザインを提案することも重要です。

毎朝のメイク時間を短縮したい方には、すっぴんでも目元がはっきり見えるデザインが適している場合があります。

仕事で派手なメイクが難しい方には、自まつ毛に近い長さや細さを選び、自然な濃さに仕上げます。

結婚式や撮影などのイベントを控えている方には、写真映えを考えたデザインを提案できます

ただし、イベント直前に初めて施術する場合は、仕上がりの好みや違和感が分からないことがあります。

可能であれば事前に試し、長さやカールを調整してから本番を迎えられるよう案内します。

頻繁にサロンへ通うことが難しい方には、伸びたときに乱れが目立ちにくい長さやデザインを選ぶこともあります。

その場の見た目だけでなく、数週間後の状態まで考えることが大切です。

完成イメージを共有する説明力

カウンセリングで決めた内容は、施術前にもう一度確認します。

使用するカール、長さ、太さ、本数、デザインの特徴を分かりやすく説明します。

専門用語だけで伝えるのではなく、「黒目の上を少し長くして、丸く見えるようにします」「目尻は重く見えないよう、長さを控えます」と具体的に説明すると、お客様が完成を想像しやすくなります

希望どおりにできない部分がある場合も、理由をきちんと伝えます。

ただ「できません」と断るのではなく、自まつ毛への負担や仕上がりのリスクを説明し、代わりの方法を提案します。

お客様が納得したうえで施術を受けられる状態をつくることが、信頼につながります。

施術履歴を残す技術

一度満足していただいたデザインを次回も再現するためには、施術履歴の記録が必要です

使用したエクステの種類、カール、長さ、太さ、本数、配置、自まつ毛の状態、施術後の感想などを記録します。

「前回と同じでお願いします」と言われたときに、正確に再現できるようにします。

また、前回より取れやすかった部分や、違和感があった場所を記録しておけば、次回の施術方法を改善できます。

履歴は単なる顧客管理ではなく、技術を積み重ねるための大切な資料です。

まとめ

まつエクサロンにおけるカウンセリングとデザイン技術は、希望する本数や長さを聞くだけではありません。

目の形、まぶた、自まつ毛、顔全体のバランス、生活環境、施術履歴などを確認し、一人ひとりに合った仕上がりを設計する必要があります

希望をそのまま受け入れるだけでなく、自まつ毛への負担や数週間後の状態まで考えて提案することが、プロのアイリストに求められる役割です。

まつエクは、長さや濃さを加えるだけの美容技術ではありません。

お客様の魅力を自然に引き出し、毎日の生活を少し楽しくするための、繊細なデザイン技術なのです。